佃煮の豆知識 『昆布DRY』
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原料の調達
昆布は7月~10月に収穫されます。操業できるのは天気が良く波が穏やかな日だけ!
昆布は長さ2m~大きいものでは10mのものを収穫するので、悪天候での漁は危険です。
収穫された昆布は①1枚1枚天日干し②夕方には湿気を吸うため屋内にしまう。これを数回繰り返して、やっと私たちが普段見る乾燥した昆布が出来上がります。昆布漁は、天候に左右されるため、時には島乃香が使う量を調達出来ない年もあります。
お客様に安定して商品を届けるために、島乃香では2~3年分貯蔵できる自社倉庫で保管をしています。 -
作り方
昆布をお湯で戻して2種類の秘伝の液に漬けて、伝統の浮かし炊き製法で炊いていきます。炊きあがったらベルトコンベア式の乾燥機で昆布を乾燥させて専用の機械で味付け用の液を掛け、調味塩をまぶせば出来上がり!
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開発秘話
汐吹昆布ささめは当社のロングセラー!なんと…発売から50年以上経ちました!当時から基本的な処方はほとんど変えておらず、なが~く皆様にご愛顧いただいている商品です。本当にありがとうございます!美味しさのために、昆布の味付けや炊き方、表面につけてある調味塩にも工夫をしています。
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(品質衛生管理)
汐吹昆布ささめはなんといっても適切な乾燥具合が大切!じっくりと乾燥させることで、昆布特有の風味が出ます。
また、しっかり乾燥させて水分を少なくすることが、品質が保たれる秘訣です! 品質管理では、ささめの製造毎に水分の量や味のチェックをして、良い製品かどうかを見極めています! -
栄養成分情報
昆布を煮た時に出てくる独特のねばり成分は、「アルギン酸」と「フコイダン」。これは海藻特有の水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維は水を含むとゲル化するので腸の中を優しくきれいに掃除してくれます。低カロリーで食物繊維が豊富な昆布!だんだん昆布を食べる人が少なくなっていますが、実は糖質脂質の吸収抑制や余分な体脂肪を燃焼させたまりにくくすることが分かってきています。 -
商品の活用方法
伝統的に東海エリア・鹿児島県での人気高し。夏は熱中症対策、冬は大量の漬物用として需要あり。
他社製品に比べ、料理がきれいにまとまると人気。
一度ささめの味や便利さを知ると他には戻れないと太鼓判。
お弁当のご飯とご飯の間に挟めば、フタにつかないアイデア賞もの。
ここが昆布DRYのポイント
程よい乾燥で使いやすい。
適度な塩分で万能アレンジ。
なんでも使えるバランスよいうまみ。
素材のうまみを活かすお助け昆布。
汐ふき昆布 ささめ
藻塩ささめ 汐ふき昆布